バイオ炭の田んぼ 稲刈り
2023年10月12日
バイオ炭の田んぼ 稲刈り
バイオ炭1,000kg/10aを散布して栽培した「きぬむすめ」の刈取りをしました。
田植え後、慣行区(今まで通りの栽培方法の田んぼ)と比較してみると初期から生育は順調でした。
分げつ(茎の根元から新しい茎が出てくること)、穂数(1株の穂の数)とも目標としている数を確保することができました。
慣行区と比較して茎の太さは一回り太くなっていました。根の張りも慣行区より大きく張り、根量も2倍近い量となっています。こうしたことから、夏の高温にも十分に順応したと思われます。
収量は508kg/10aと期待以上の収量とはなりませんでしたが、米の品質は慣行区よりも優れていました。
炭はまだ表面に残っていますね。CO2は炭の中に閉じ込められたまま何年かかけて地中へと埋まっていきます。
そして微生物の住処となります。微生物たちが有機物を分解して作物に必要な養分を生み出します。
畑の敷き藁のために長めに刈取りしてもらいました。
いつもの藁よりも長い気がします。
茎も太くしっかりとした稲株です。
比較して根量が多いです。
「一穂粒数も多いような気がしますね。」「そうですよね。」
来年は有機栽培とあわせてバイオ炭を散布してつや姫を栽培する計画をしています。
(つや姫は減化学肥料・減農薬栽培です。)