バイオ炭 散布
2023年05月22日
バイオ炭 散布
この度、農事組合法人おきすでは、経営方針の一つである「環境にやさしい農業を実現し、地球環境に貢献する。」取り組みの一環として、2050年までに温室効果ガスの排出ゼロを目指す政府目標(カーボンニュートラル)に沿った地球温暖化対策に貢献したいと思っています。
具体的には、バイオ炭を土に混ぜて耕し作物を育てます。
今日は水稲(きぬむすめ)を栽培する田んぼにバイオ炭を散布します。
一定の条件(燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超の温度で焼成、原料は国内産、未利用の間伐材など他に利用用途がない原料、塗料や接着剤等がふくまれていない)でつくられた炭をバイオ炭といいます。
バイオ炭には二酸化炭素が閉じ込められています。このバイオ炭を農地に施用して地中に閉じ込めることで二酸化炭素の削減に貢献します。
今回使用するバイオ炭は、県内の手入れがされない里山から切り出された竹や木質チップなどが原料となっています。里山の荒廃を防止し森林保全にも貢献しています。
土壌改良資材としてバイオ炭を使用することで、地力が向上するのみならず、温室効果ガスを削減し、気候変動対策に貢献できるということになります。バイオ炭施用は国際的にも認められた吸収源活動です。(農林水産省HPより)
バイオ炭には土壌改良材としての性格もあり、土壌の保水性・透水性の向上、通気性の改善など農地に投入することで作物にも良い効果が期待できるため、黒大豆やハトムギの圃場においてもバイオ炭の炭素貯留を行い、有機農業と地球温暖化に貢献する農産物の生産をしたいと思います。
また、今回の取り組みの成果によってJ-クレジットの獲得に挑戦したいと思っています。
13アールの田んぼへ1.7トン散布しました。
この後、代かきをして田植えです。
報道各社の皆様に取材していただきました。ありがとうございました。